1秒で解答できる問題

2010 年 8 月 1 日

TOEICのパート5には、「1秒問題」と呼ばれるものもあります。つまり、「正解を見つけるまでに1秒程度しかかからない」という問題のことです。1秒はさすがに大げさかもしれませんが、5秒もあれば十分に解答できる問題ですね。最近のTOEICではあまり見かけなくなった問題パターンですが、ぜひ覚えておきましょう。

まず、比較級が出てきたら要注意です。選択肢が「A)than B)for C)with D)into」などの前置詞で構成されていることが多いのですが、比較級である以上、答えは間違いなく「(A)than」ですね。「ウソでしょ?そんなに簡単な問題も出るの?」と思われそうですが、実際にこのような問題が出題されたこともあるんですよ。しかも、私自身も何回か見たことがありますし、私が受験した時もこのような問題が出ていました。もちろん、「んっ?これは1秒問題だな」とすぐに見破れましたので、さっさと解答して次の問題に行くことが出来ました。

また、「both」や「either」、「neither」が出てくることもあります。この場合、それぞれ「and」、「or」、「nor」とセットになるはずですので、「both」などが出てきたらセットになる単語が正解である確率がほぼ100%なんですね。

さらに、「接続詞を問う問題」に関しても、まれに1秒問題になることがあります。接続詞問題である以上は、当然ですが「接続詞」が正解になるはずです。2つの文章を結び付ける必要がありますからね。しかし、選択肢を見ると、接続詞が1つしか出題されていないこともあるんですよ。あとは「meanwhile(副詞)」や「during(前置詞)」などの、「一見すると接続詞に見える」というものばかりになっているんですね。この場合もラッキーです。1つしかない接続詞を選んでおけば、それが正解になるんですから。

前述のように、このような超ラッキー問題は、以前と比べると出題頻度が下がっています。しかし、まったくなくなったわけではありませんし、パート5では「1問30秒」が解答時間としてはギリギリの目安なのです。したがって、「1秒問題」が出題された時には、後半の時間の余裕を作る意味でも、さっさと解答して次の問題に移っておきましょう。

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