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パート3では「場面」を理解しておこう

2010 年 6 月 28 日

TOEICのリスニングセクションの後半部分に当たる、「パート3」と「パート4」ですが、ここから一気に難易度が上がります。というのも、「パート1」や「パート2」の場合、「1つのアナウンス」に対して問題も「1つ」しか出題されませんでした。「一問一答」という形式ですね。しかし「パート3以降」では、1つのアナウンスに対して、それぞれ「3つの問題」が出題されるのです(パート4も同じ)。したがって、「答えを探している間にアナウンスを聞き逃した…」という人も多く、それほど難しくないトピックの会話でも、「聞き逃しによる失点」が多く見られるパートなんですね。

そんな「聞き逃し」がよく見られる「パート3」では、会話全体の流れを効率的に把握するために、「まずは場面設定を理解する」ということが大切になってきます。パート3では、通常、2人の話者が登場します。たいていは学校内やオフィス内で繰り広げられている簡単な会話が続き、2人の会話が終了した後で、3つの問題を解答しているというパターンです。

だからこそ、「場面の把握」が大切になるんですよ。したがって、まずは「どこで会話しているのか?」を必ず確認しておきましょう。というのも、パート3でよく見られる問題として、「この会話はどこで行われていますか?」というパターンがあるのです。アナウンスの前には、数秒間の「ブランク(アナウンスが流れない無音の時間)」がありますので、このブランクを利用して、問題文を先に読んでおいてください。この時、「会話はどこで行われているのか?」という質問があれば、絶対に「場面把握」をしてください。それが「答え」ですから。

また、それと同時に「何についての会話なのか?」もチェックしておいてください。「どこで会話しているのか?」に関しては、時々、「学校のベルの音が効果音として流れる」のように「有難い演出」も見られますので、それほど把握するのに難しいとは思えません。しかし、会話の最初の部分には「何についての会話なのか?」が隠されていますので、こちらも必ずチェックしておきたいですね。

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