「イディオム問題」の攻略法

2010 年 8 月 1 日

イディオム問題は、TOEICのパート5の中でも、最も苦労する問題パターンの1つかもしれません。「イディオム」とは、一般的には「慣用表現」とも呼ばれていますが、「according to~」などは有名ですね。実際のTOEICでも頻出するイディオムです。ちなみに、意味は「~によると」ですので覚えておきましょう。このように、たいていは2語以上で構成されており、「直訳とは違う意味を持っている」というのがイディオムなのです。「知っていないと解けない」と考える人も多いのですが、ちょっとした攻略法もあるので紹介していきましょう。

まず、前述のように、イディオムは「直訳以外の意味を持っている」という特徴があります。たとえば、「in connection with~」というイディオム、直訳すると「~と一緒にくっついて」という意味になりそうですが、本当は「~に関して」という意味になります。また、「in light of~」を直訳すると、「~の光の中で」となりそうです。しかし、これも直訳とは違い、「~を考慮して」という意味になるんですね。

いかがですか?一見すると、「知っていないと解けなさそうだな…」と思ってしまいますが、よ~く考えてください。「in connection with」に関しても、「~と一緒にくっついて」と「~に関して」は、何となく「意味が通じあう」とは思いませんか?また、「in light of~」の直訳は「~の光の中で」ですが、「~にスポットライトを当ててみれば」と考えれば、「~を考慮して」という意味も何となく理解出来るのです。

このように、直訳と本当の意味は違うのですが、その中にも「どこか関連している部分」は必ずあるんですね。イディオムとはそういうものなのです。TOEICの日本人受験者の中には、「イディオムは苦手」と考える人も多いのですが、「必ず関連する部分はある」と考えておけば、本番のテストでも「関連付け」による正解も期待できます。少なくとも、「まったくの勘」よりは正解率も上がるでしょう。さらに、普段の勉強のときでも、「関連付け」をクセ付けておけば、覚えるスピードも格段に早くなりますよ。

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