TOEICの「パート5」とは?
TOEICの後半は、「リーディングセクション」と呼ばれる部分で、「75分」で「100問」を解答することになります。リーディングセクションは、大きく3つのパートに分かれており、最初に解答するのが「パート5」と呼ばれるパートです。問題用紙に短い英語の文章が印刷されており、1ヶ所だけ空欄になっています。その空欄に入る適切な語句などを、4択の中から選ぶという形式なのですが、TOEIC受検者の皆さんは、どうもこのパート5を「甘く考えておられる」ようです。
「甘く考えている」の大きな理由は、「それほど難しいパートではない」ということですね。たしかに、難易度の観点から見れば、「パート6」や「パート7」の方が上だと思います。しかし、「難しくないから…」という理由だけでパート5を軽視していると、あとから「大変な目」に逢うと思いますので、絶対に軽視しないようにしてください。
「パート5」を重要視する理由ですが、ずばり「時間配分」ということになります。前述のように、リーディングセクションでは75分で100問の問題を解くことになります。しかも、「パート7」に関しては「長文を読む時間」も必要になりますので、それらも含めて時間配分をする必要があるのです。
TOEICを専門に教えているスクールに通ったことがある人なら知っていると思うのですが、パート5の場合、「1問30秒」がギリギリの解答時間だと考えてください。パート5では40問が出題されますので、「1問30秒×40問=20分」が解答時間の目安になるんですよ。
もし、これを超えてパート5を解答すれば、後々になって「時間が足りなくて最後まで出来なかった…」という、最悪の結果に終わってしまうことになるんですね。いかがですか?「難しくないから…」という理由で甘く考えていると、パート5はしっかりと解答できても、その後で困ることになるんですね。もちろん、適当に解答用紙を埋めても高い正解率は期待できませんので、ぜひパート5を「時間配分」という観点から重要視しておきましょう。
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