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出題問題にはパターンがある!

2010 年 8 月 1 日 Comments off

パート5では、何よりも「時間配分」が重要な要素になってきます。パート6やパート7に十分な解答時間を残しておくためには、パート5では「1問30秒」が限界です。つまり、パート5の40問に関しては、「20分」が解答時間の目安になるんですね。しかし、「じゃあ、どうやって解答スピードを上げるの?」という疑問を持っている方もたくさんおられると思います。もちろん、色んな方法を駆使して時間短縮をしていくのですが、まずは「出題される問題にはパターンがある」ということを覚えておきましょう。

パート5は、一般的には「文法問題」と呼ばれており、主に文法力が重要なスキルとなってきます。しかし、一言で「文法」と言っても、文法にも様々な種類がありますよね。「品詞」や「時制」など、パート5でも様々な種類の文法が出題されることになります。

じつは、「様々な種類の文法が出題される」というところに、スピードアップが出来る大きな要素が隠されているんですよ。具体的には、「何の文法が問われているのか?」を解答する前に確認しておくことです。TOEICで時間不足に悔んだ人の多くが、この「何の文法が?」を確認していないのです。一方、「何の文法が?」をチェックしておけば、驚くほどあっけなく解答できる問題もありますし、中には「1秒で解ける問題」もあるんですね。

たとえば、「品詞が問われている問題」が出題されたとしましょう。「カッコの中に入るのは、どの品詞なのか?」という問題ですね。この場合、カッコの直後に「名詞」が来ていれば、カッコ内には「形容詞」が入る可能性が圧倒的に高くなりますし、カッコの前(後ろ)に「動詞」が来ていれば、動詞を修飾できる「副詞」が入る可能性が高くなります。つまり、「問題文の全部を読む必要はない」ということになるのはお分かりでしょうか?

これは大きいですよ。1問1問を丁寧に全部読んでいると、当然ですが「1問30秒」の壁はクリアできません。しかし、「全部を読む必要はない」となると、1問30秒もクリアできるようになってくるのです。「パート5には問題パターンがある」ということを知っているだけでも、TOEIC攻略に大きく近づいたと言えるのです。