TOEICのパート5で最も難易度が高いとされている「単語問題」ですが、これには1つの「都市伝説」のようなものがあるんですよ。ウソかマコトか…、信じるor信じないは皆さんの自由ですが、ぜひ覚えておきましょう。
単語問題の中には、「なにそれ?そんなマニアックな単語、ネイティブでも知らないのでは…?」というものがあります。実際、以前のTOEICでは、「節足動物(arthropod)」という単語が出題されたことがあります。「節足動物」なんて、「昆虫の何かですか?」というくらいにしか分からないですよね。ためしに、アメリカ人の友人にこの単語を聞いてみたところ、「聞いたことあるけど…なにそれ?」と言われました。ちなみに、この問題の他の選択肢も似たような「超難問」の単語だったんですね。
このように、単語問題の中には、ネイティブでも知らないような単語が出題されることがあります。じつは、このような「超難問の単語問題」に都市伝説が隠されているのです。
それが、「知っている1つの単語が正解である可能性が非常に高い」ということなんですね。前述のような超難問の単語の選択肢の中には、なぜか1つだけ、「知っているような単語」が出ていることが多いんですね。受検者の単語力にもよりますが、「1つだけ知っている」、「意味は知らないが、見たことはある」というような単語が1つ隠されているのです。この単語が、正解である確率が「8割程度」もあるんですよ。
いかがですか?何の根拠もないテクニックですが、過去のTOEICの問題をひも解いてみると、たしかに「1つだけ知っている単語が正解であることが多い」というデータが出ているんですね。しかも、超難問の単語問題に限ってです。もちろん、信じるか信じないかは皆さんの自由ですし、こちらとしても何の根拠もないテクニックであるため、自信を持ってオススメ出来るものではありません。しかし、データとして高い正解率が出ている以上は、「知っていても損はしない」と言えるのではないでしょうか?
TOEICのパート5においては、「単語問題が一番難しい」と言う人も多いですね。問題パターンとしては実に単純明快です。「全体の文意に合う単語を入れる」というパターンなのですが、これが意外と大変なんですよ。単語力が高い人ならそれほど苦にならないかもしれませんが、TOEICでは、近年ビジネス英語もたくさん出題されており、また、「そんなマニアックな単語を…」というケースも多いんですね。
さて、単語問題を攻略するには、やはり単語力を普段から鍛えておくことが大切です。むしろ、これに勝る攻略法はないのかもしれません。ですが、多くの受験者の方からは、「なんとか本番のテスト中に使える攻略法はないのか?」というリクエストが多くあるのも事実です。そこで、「確実に使える攻略法」というわけではありませんが、「こんな方法はいかが?」という感じで読み進めてください。
まず、分からない単語がたくさん出題されている問題に関しては、やはり「勘で解答する」という方法以外ありません。しかし、4択の場合、勘で解答すれば正解率は「25%」ですよね。しかし、これが3択になれば「33%」にまで上昇します。つまり、「何とかして選択肢を少なくする」という方法を考えるのです。
多くの日本人受験者にアンケートを取ってみたところ、「全然わからない単語問題が出た」と感じたものの、よ~く選択肢を見ると、1つくらいは知っている単語が隠されているものです。つまり、「分からない単語が出てきた」という事実が焦りを招き、「全部の選択肢が分からない」と錯覚してしまうことも多いんですね。「まさか…」と思われるかもしれませんが、「焦りによる見落とし」は、日本人受験者の間でよくみられることなのです。
したがって、分からない単語が出てきたとしても、焦らずに全部の選択肢を必ずチェックしておきましょう。すると、1つくらいは知っている単語が出てくるはずです。次に、1つだけ知っている単語の正当性を確認しておきます。それが正解になりそうならラッキーですし、違ったとしても、残りの選択肢は3つです。勘で答えても正解率は「33%」になるため、「まったくの勘」よりは期待が持てるんですね。
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