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パート2の「疑問詞」を聞き分ける

2010 年 6 月 27 日 Comments off

TOEICの「パート2」の攻略法として、「疑問詞を見極める」という方法も有効ですね。パート2では、1人目の発言に対して、「返答として最も適切なのはどれか?」を選ぶ「3択形式」の問題です。たとえば、「今日、あなたはクライアントに合いましたか?」という1人目の発言に対して、「いいえ、彼は今、デスクにはいませんよ」というのは会話として不自然ですよね。一方、別の選択肢で、「はい。今日の午前中に合いました」というアナウンスが流れたなら、明らかに会話として「自然」であるため、これが正解となるのです。パート2では、このような問題が30問続くと考えておきましょう。

さて、効率良く「自然な返答」を見極めるには、前述のように「疑問詞」に注目しておきましょう。たとえば、「When did you see him?(いつ、彼と会ったんですか?)」という1人目の発言に対しては、必ず「時間や時間帯を示す選択肢」が正解であるはずです。したがって、時間や時間帯が特定できないような選択肢が正解であることは、「まずあり得ない」と考えてください。

ただし、上記のような「まずあり得ない」と言えたのは、じつは以前のTOEICの話なのです。今では、問題作成者も「ずる賢く(?)」なっているため、「When did you see him?」というアナウンスに対して、「No, I couldn’t see him. Because I had to do my homework.(じつは会えなかったんですよ。宿題をする必要があったので)」のような選択肢も用意されているのです。当然、会話の流れとしては自然であるため、これが「正しい答え」となります。

しかし、このような「ひっかけ問題」は、パート2全体を通しても数問程度しか出題されません。したがって、「ひっかけ問題は捨てて、ひたすら疑問詞に集中する」という方法でも大きな問題にはならないでしょう。もし、あなたが「完璧」を求める人であれば、上記のような「ひっかけ問題」もしっかりと見極める必要がありますが、あまり完璧を求めても、逆に焦るだけに終わる可能性があることも覚えておいてくださいね。あくまでも、「30問中20問以上の正解」であれば、パート2の攻略としては合格ラインと考えてください。これでも十分に「700点~800点程度」のスコアは期待できますから。

パート2の「YES/NO問題」を聞き分ける

2010 年 6 月 25 日 Comments off

TOEICリスニングセクションの「パート1」が終わると、今度は「パート2」に入っていきます。「問題番号21~50」までの「30問」で構成されており、TOEICの中で唯一の「3択問題形式」です(他のパートはすべて4択)。パート2の後に続く「パート3」や「パート4」は、かなり難易度が高くなっていますので、ぜひパート2の30問の中で「20問以上」の正解を目指しておきたいところですね。

さて、パート2では、1人目の話者の発言に対して、「その返答として最も適切なものを選ぶ」という問題形式です。たとえば、「今日、クライアントに合いましたか?」という1人目の発言に対して、「いいえ。彼は今、デスクにはいませんよ」という返答はおかしいですよね。会話の流れとして不自然です。一方、「いえ、明日に合う予定ですよ」なら正しい返答と言えるでしょう。このような問題が30問続くと考えてくださいね。

そんな「パート2」の攻略法の1つとして、まずは「YES/NO問題を見極める」というものがあります。1人目の発言が「YES or NO」を求める質問の場合、それ以外の選択肢を除外するという方法です。たとえば、「今日、クライアントに合いましたか?」という質問は、明らかに「YES or NO」で答えるべき質問ですよね。一般的な疑問詞のように、「何を」や「どこで」、「いつ」、「どうやって」などを問う質問ではありません。「Do you ~?」や「Have you ~?」などが「YES/NO質問」に該当すると考えてください。つまり、1人目の発言を聞いて、「これはYES/NO問題だ!」と分かったなら、「YES or NO」の答えを探すようにしておけば、解答率もグッと上がるのです。

返答部分(アナウンスの部分)が必ずしも「YES or NO」で始めるとは限りませんが、「これはYES/NO問題だ!」と1人目の発言を聞き分けるだけでも、解答率は上がると考えておきましょう。

このような「YES/N問題を見極める」というテクニックは、パート2の攻略法としては非常に有名なものであるため、多くの受検者が本番の試験で使ってきます。したがって、「使えない」では他の受検者に対して「差」を付けられることになりますので、必ず使えるようになってくださいね。